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健康情報 みんなで取り組もう!脳卒中対策 ~新しい生活様式でも心がけよう~

[2020年6月9日]

脳卒中の状況

 脳の血管の異常が原因で起こる脳血管疾患の中で最もよく知られているのが脳卒中です。

脳卒中は、脳の血管がつまったり破れることでその先の脳細胞に血液が届かなくなる病気の総称で、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血の3つをいいます。

  • 脳梗塞・・・脳の血管がつまる
  • 脳出血・・・脳の血管が破れる
  • くも膜下出血・・・脳の表面(くも膜下)の血管にできた動脈瘤(血管のこぶ)が破れ出血する  


 市民の死亡を、死因別死亡割合の変化でみると、平成21年は、脳血管疾患は全体の18.1%で、悪性新生物(がん)、心疾患に次ぐ第3位でしたが、平成29年では、全体の11.4%で、悪性新生物(がん)、肺炎、心疾患、老衰、に次ぐ第5位となり、脳血管疾患の割合は、減少傾向にあります。【図1 死因別死亡割合の変化 参照】

  【図1 死因別死亡割合の変化】

 

 一方で、脳血管疾患による死亡を東京都(全体)を100として比較してみると、平成28年のあきる野市は、男性が 128.9、女性が137.7となり、男女とも東京都(全体)に対し多い状況にあります。 【図2 標準化死亡比(平成28年)参照】

  (※標準化死亡比は、異なった年齢構成を持つ地域間で死亡率の比較が可能になるように算出された数値です。) 

 そのため、地域を挙げてその対策に取り組む必要があります。

  【図2 標準化死亡比(平成28年)】


 また、市民の脳卒中による死亡を疾患別にみると、平成29年は、脳梗塞が49%、脳出血が31%、くも膜下出血が20%となり、脳梗塞が半数を占めています。【図3 脳卒中死亡の内訳(平成29年) 参照】

  【図3 脳卒中死亡の内訳(平成29年)】

脳卒中の予防は

 脳卒中の多くは、生活習慣病といわれる高血圧や脂質異常、糖尿病等の基礎疾患があって発症します。生活習慣病は、動脈硬化(血管壁が厚くなったり傷ついて、血流が悪くなった状態)を進行させ、その結果、血管の閉塞や破綻を起こします。脳に起これば脳卒中、心臓に起これば心筋梗塞のような、命にかかわる事態となる可能性がありますので、動脈硬化を進行させる生活習慣を改善することが大切です。

 

脳卒中予防十か条

 日本脳卒中協会では、脳卒中を予防するための注意点を川柳調にまとめた十か条を作成しています。

この十か条をもとに、自分の体調や生活習慣を見直してみましょう。


脳卒中予防十か条 (日本脳卒中協会)

  1. 手始めに 高血圧から 治しましょう
  2. 糖尿病 放っておいたら 悔い残る
  3. 不整脈 見つかり次第 すぐ受診
  4. 予防には たばこを止める 意志を持て
  5. アルコール 控えめは薬 過ぎれば毒
  6. 高すぎる コレステロールも 見逃すな
  7. お食事の 塩分・脂肪 控えめに
  8. 体力に 合った運動 続けよう
  9. 万病の 引き金になる 太りすぎ
  10. 脳卒中 起きたらすぐに 病院へ


コロナ対策の新しい生活様式における脳卒中対策

生活習慣について

 新型コロナウイルス感染症の拡大防止に伴い、外出の自粛や在宅勤務(テレワーク)等で家の中で過ごす時間が長くなり、生活習慣がそれまでとは変わったという話をよく耳にします。例えば、遅寝遅起きの生活リズム、食事の偏り、座っている時間が長くなり運動不足、人と話しをする機会が減り気持ちが沈みがち等の生活習慣は、血圧、血中脂質や血糖値に悪影響を及ぼし、動脈硬化を進行させる要因になりますので、脳卒中予防の観点からも改善していくようにしましょう。

 市ホームページにおいて、新型コロナウイルス感染症に関することや健康的な生活習慣を送るためのヒントを紹介しています。


 ⇒「新型コロナウイルス感染症に負けない毎日を送るために~健康課保健師・栄養士からのお知らせ~」

   http://www.city.akiruno.tokyo.jp/0000010973.html


 ⇒「新型コロナウイルス感染症に負けないからだづくり~食生活のポイント~」

   http://www.city.akiruno.tokyo.jp/0000011149.html



マスク着用時に注意したいこと

 新型コロナウイルスを想定した新しい生活様式では、マスクの着用が感染対策の基本の一つになりました。マスクは、感染症の感染拡大防止に必要なものですが、一方で、マスク着用による体への影響に対し、注意が必要です。

 マスクを着用しているときは、着用していない場合と比べると、心拍数や呼吸数、血液中の二酸化炭素濃度、体感温度が上昇するなど、身体に負担がかかることがあります。 また、のどの渇きが感じにくく、水分補給が少ない場合、からだが脱水状態となって血液が濃縮し、脳梗塞をはじめ心筋梗塞などの病気の要因となります。更に、高温や多湿の環境下では、熱中症のリスクが高くなるといわれています。そこで、マスク着用時は次のことに留意しましょう。 


 <水分補給>

□ 水分摂取量の目安は、食事のほかに1日当たり1.2リットルです(腎臓・心臓の病気で水分制限が必要な方は、医師に

   ご相談しましょう。)。のどの渇きを感じなくとも、時間を決めてこまめに水分をとりましょう。


□ カフェインやアルコールが含まれている飲み物は、尿量を増やし体内の水分を排泄してしまうので、量を調整し、飲酒

   後の水分補給を忘れずに。


□ 脳梗塞は、夜間から早朝にかけてが最も多く発症しているといわれています。その対策として、就寝前後の水分補給

   や枕元に水分をおいて就寝しましょう。


□ 激しい運動や作業等でたくさん汗をかいたときは、塩分も補給しましょう。


 <適宜マスクをはずしましょう>

 屋外で人と十分な距離(2メートル以上)を確保できる場合はマスクをはずしたり、マスクを着用しているときは負荷のかかる運動や作業を避け、周囲の人との距離をとった上で適宜マスクをはずして休憩をとること、等が勧められています。

 

 その他、熱中症予防行動のポイントについては、厚生労働省のホームページで紹介しています。

   ⇒ 厚生労働省ホームページ 「令和2年度の熱中症予防行動」     https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000642298.pdf

 


脳卒中の兆候と早期の受診

 生活習慣病は、自覚症状がないままに進んでいることがあります。健康と思われている方も、定期的に健康診査を受けて自分の健康状態を確認しましょう。

 また、血圧が高くなってきたときは、毎日家庭で血圧の自己測定をするとともに、定期的にかかりつけ医を受診し、血圧をはじめ、動脈硬化にかかわる検査等を含め、医師とからだの状態を確認しておくことが、病気の予防と発症した際の早期治療につながります。


 脳卒中を発症したときの症状には、自分で気づくことができるものと、周りの人が気づく場合があります。

自分で気づく症状

 発症したと思われる時には、直ぐに医療機関で治療を受け、重症にならないようにしましょう。


自分自身でおかしい、と気が付く兆候には次のようなものがあります。

□ 片方の手足・顔半分麻痺、しびれがおこる

□ ろれつが回らない、言葉が出ない、他人の言うことが理解できない

□ 立てない、歩けない

□ 片方の目が見えない、物が二つに見える、視野の半分が見えなくなる

□ 経験したことのない激しい頭痛 


 これらの症状が突然起こります。また、数分以内に症状がなくなってしまった場合でも、脳梗塞の前触れ発作の疑い(一過性脳虚血発作)がありますので、必ず受診が必要です。


周りの人が気づく症状

 本人は気づかなくても、周りが気づく兆候があります。

□ 顔の麻痺  (笑った時に顔がゆがむ)

□ 腕の麻痺  (目を閉じて両腕を水平に挙げた時に片腕が上がらない、または片腕が下がってくる)

□ 言葉の障害 (ろれつが回らない、言葉が出ない、意味不明なことを言う)

 この3つのうち、1つでも該当すれば脳卒中の疑いがあります。


早期の受診がカギとなります

 脳卒中の治療は一刻を争います。命が助かったとしても、後遺症として、片麻痺・嚥下障害・言語障害・認知障害などで日常生活に不自由が出たり、寝たきりの原因となることがあります。その一方、早い診断と治療により、後遺症が軽くなる可能性もあります。

 

 脳梗塞については、t-PA療法(脳の血管に詰まった血の塊を溶かす治療法)という治療があり、これは発症してから4時間30分以内に開始することで救命率が高くなります。治療を開始するには検査で1時間程度はかかりますので、症状が出現してから遅くても2時間以内を目安に、可能な限り速やかに受診することが必要です。ご自身や周りの人に症状が疑われる場合は、一刻も早く救急車(119番)を呼ぶか、専門病院で受診してください。

脳卒中患者と家族の皆さんへ

 東京都では、脳卒中の症状の特徴や治療の流れのほか、再発予防など生活上の留意点等を、脳卒中患者とその家族が理解しやすいように、Q&A方式の解説を掲載しています。ご活用ください。

 ⇒ 「脳卒中患者と家族のみなさまへ」  

http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/iryo/iryo_hoken/nousottyuutorikumi/nousoxtuchuu.files/leaflet.pdf

あきる野市健康増進計画「めざせ健康あきる野21(第二次)」

 平成30年3月に策定したあきる野市健康増進計画「めざせ健康あきる野21(第二次)」では、「ふれあい いきがい 元気なまち」をめざして、健康寿命の延伸や健康的な生活習慣などについて具体的な21個の目標を掲げています。中でも「領域3 健康的な生活習慣」は、生活習慣の自己チェックに使えますので、ご活用ください。

 また、市では、食生活や栄養、運動など生活習慣に関する健康相談事業を実施していますので、ご利用ください。


 ⇒「めざせ健康あきる野21(第二次)」  http://www.city.akiruno.tokyo.jp/0000008729.html


 

 ⇒「健康相談」 http://www.city.akiruno.tokyo.jp/0000010939.html

 

 脳血管疾患(脳卒中)で亡くなる方が多い状況を受け、令和元年5月に、健康づくりにかかわる団体で構成する「あきる野市健康づくり推進協議会」の協力のもと、日本脳卒中協会が実施する脳卒中週間を利用して周知・啓発事業を行いました。

 引き続き、あきる野市健康増進計画「めざせ健康あきる野21(第二次)」における「ふれあい いきがい 元気なまち」の実現に向け、健康的な生活を継続し、脳卒中をはじめ、がんや生活習慣病などの病気を予防できるよう、地域ぐるみで取り組んでいきましょう。


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あきる野市役所 健康福祉部 健康課
電話: 健康づくり係 内線2661

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