村では、村内を運行している「路線バスの維持」と路線バスの運行していない「交通空白(不便)地域」における村民の皆さんの交通手段(新交通システム)の確保について検討し、平成19年2月に「檜原村新交通システム導入基本計画」を策定しました。これに基づき、同年6月に檜原村地域公共交通会議を設置。
これまでに3回の会議を開催し、新交通システムの具体的な運行内容を検討・協議し、同年10月には檜原村新交通システム実証運行の実施計画を策定しましたので、その概要をお知らせいたします。
実施目的
- バス停までのフィーダー(支線)交通により、交通空白(不便)地域の解消を図ります。
- 高齢者や小・中学生、高校生等の移動制約者の日常生活を支える足とします。
- バスの需要(利用)を開発し、「安全・安心」な「活力ある」むらづくりに貢献します。
- 路線バスの改善・充実と連携し、檜原村の公共交通ネットワークの形成を目指します。
運行の概要
- 先行導入地区の設定:神戸地区及び藤倉地区(2地区)
- 運行期間の設定:両地区ともに約1年間の実証運行(試験運行)とし、評価や効果の検証、改善や継続運行の検討を行い、他地区への展開も協議する期間とします。
利用対象者
運行ルート
- 神戸地区
神戸園入口~郷土資料館バス停 - 藤倉地区
倉掛ヘリポート周辺~旧藤倉小学校~藤倉バス停~惣角沢沿い~藤倉バス停
運行方法
- 路線バスの発車・到着の時刻に合わせた定時運行とします。
- 通学時間帯、通院・買物に出かける時間帯などの住民ニーズに基づいて、固定便と予約便を併用した運行方法とします。
- 設定ダイヤ
神戸地区:1日13本(固定便9本、予約便4本)
藤倉地区:1日8本(固定便7本、予約便1本)
運行日
両地区ともに平日のみとし、土・日・祝日及び年末年始は運休とします。
運賃
両地区ともに、大人も子どもも1回100円とします。(未就学児は無料)
車両・停留所
- 車両については、10人乗りのワンボックスを利用します。
- 停留所については各地区にできるだけ多く設置しますが、基本的に運行ルート内は自由乗降とします。
(神戸地区については、一部自由乗降できない場所があります。)