村では、平成16年12月に「檜原村路線バス検討委員会」を設置し、村内を運行している「路線バスの維持」と路線バスの運行していない「交通空白(不便)地域」における村民の皆さんの交通手段(新交通システム)の確保について、自治会長・小中学校PTA会長・バス会社代表などに参加していただき検討を重ねてまいりました。
平成19年1月、委員会から協議・検討結果をまとめた「檜原村路線バス検討委員会検討結果報告書」が村に提出され、委員会から村に対して「交通空白(不便)地域」における新交通システムの早期実現に関して実施方法等に関する具体的な提案を示されました。
村では、委員会の提案を受け、同年2月に「檜原村新交通システム導入基本計画」を策定いたしましたので、その概要をお知らせいたします。
添付ファイル
村では、委員会結果報告書における新交通システムに関する調査・検討結果についての報告内容の交通状況と村民からの意見・要望を踏まえて、「交通空白(不便)地域」の設定、改善課題・方針の検討を行い、村民の皆さんへの生活交通施策の充実を図ることを目的に新交通システム導入基本計画を策定しました。
以下、計画の主な内容についてお知らせします。
村内における「新交通システム」を「バス停と集落内を結ぶ支線(フィーダー)交通」と位置づけています。路線バスの維持に貢献できる(競合しない)ことを前提に、本線である路線バスに乗り継ぐための支線(フィーダー)交通機関としました。
新交通システムにおける交通空白(不便)地域を「路線バスの乗り入れがなく、最寄りのバス停までの距離が概ね300メートル以上の地域」としました。
上記の設定条件により、村内における「交通空白(不便)地域」として、以下の地区を該当地区としました。
上記の「交通空白(不便)地域」に適合した新交通システムをつくりあげるため、住民ニーズ(要望)調査などを行い、該当地域における改善課題と改善方針について、以下のとおり決定しました。
上記の「交通空白(不便)地域」の改善方針に基づき、「新交通システム」実証運行基本計画を下記のとおり決定しました。
先行導入地区を設定するにあたり、以下の方針を改めて検討を行いました。
上記の方針により、村内における「交通空白(不便)地域」の中から「藤倉地区」と「神戸地区」を先行導入地区の候補地に設定しました。
新交通システムに関する実証運行計画の内容については、以下のとおりです。
運行の方針(目的・利用対象者)から路線バスのバス停を発着地点とします。
先行導入地区の道路状況や集落の分析状況、住民ニーズ等を考慮して運行ルートを設定し、「バス停をは発着点にして、集落内で折り返す往復ルート」を基本ルートとします。
今後、村では、本基本計画を基に実証運行実施計画を策定し、国・東京都等の関係機関との調整等、所定の手続きを経て平成19年度中の運行開始を目指し、事業化を進める予定です。
以上が「檜原村新交通システム導入基本計画」の概要です。
村では今後、新交通システムに関する協議・検討を進め、村民の皆さんの生活交通施策の充実に務めてまいります。
檜原村 企画財政課 企画財政係
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